お猪口の定番!蛇の目お猪口の本当の使い方とは?

お猪口の定番!蛇の目お猪口の本当の使い方とは?

日本酒を飲むときの酒器には様々な容器がありますが、よく見るのは白い磁器で、中の底に青い丸が描かれたものですよね。

これを通称「蛇の目」と呼び、そこに描かれた二つの丸がまるで蛇の目のように見えるから…とか。

今回はこの蛇の目お猪口にクローズアップしてみます。

蛇の目の模様は何のため?

蛇の目の模様は何のため?

蛇の目お猪口には様々なサイズがございますが、本職の蔵人が使用するのは一合(180ml)入る「本きき猪口」を使用します。これについてはまた後ほど解説しますが、通常皆さんがお持ちのサイズは三勺(約54ml)や五勺(約90ml)のサイズかと思います。

ただ、サイズが違っても、デザインはほぼ同じ二重の青(藍)色の丸が描かれたものです。

デザインとしては和の雰囲気があるような気もしますが…

さて、なぜ青い丸が描かれているのでしょうか?

青い丸は透明度や着色の様子を見るため

ズバリ!上の中見出しのタイトルのとおりですが、日本酒の透明度や着色の様子を確認するために、この青い丸が描かれているのです。

でも、なぜ青い色?…と思いませんか?

それは、色相に関係していると私は思っております。

色相環

色の専門家ではないので、詳しくここでは説明しませんが、上記の円を「色相環」と言うそうで、反対側にある色同士を「補色」の関係にあると言うそうです。補色の色同士はそれぞれの色を引き立てる効果があり、デザインや写真などの分野では当たり前のことのようです(専門家では無いので、これ以上は分かりません)

この図を踏まえていくと、青色の反対側は、黄色ですよね。

つまり、蛇の目の青い色は、黄色を引き立たせるためにあると考えられます。

 

日本酒に話を戻します。

日本酒の色は透明であるイメージが強いですが、実はやや黄みがかった色であります。特に純米酒などは、山吹色とも呼ばれる黄色が比較的強めに出る傾向かあります。

つまりは、この黄色を目立たせるために、白と青のそれぞれの色を用いて、日本酒の透明度や色の付き方など、確認(検査)するために、この青色の蛇の目は存在するということです。

きき酒は、舌の感覚だけではなく、視覚も重要であるということが分かりますね。

 

蛇の目お猪口のまとめ

日本酒は熟成が進むと、どのタイプの日本酒も黄色が強くなる傾向があり、黄みがかった透明な色、イコール劣化しているのでは?との先入観を持ってしまいがちですが、先に説明したとおり、純米酒などは黄色が強くでる傾向がありますので、黄色=劣化とすぐに結びつけるのは間違いです。

日本酒の鑑定を行う人や、杜氏をはじめとした蔵人がきき酒を行う際は、この色による先入観を排除する目的で、アンバーグラスと呼ばれる黄色系のグラスにお酒を注いで、味や香りで判断する方法も用いられるようです。

さらに昔は、きき猪口の中を黄色に塗った専用の猪口もあったそうで、色のインパクトは強く、それだけで判断をしないようにしていたのですね。

そして今では青い二重丸の蛇の目お猪口ではなく、ニコちゃんマークのようなスマイルデザインのお猪口も存在します。

スマイルおちょこ

今回は蛇の目お猪口についてクローズアップしてみましたが、いかがだったでしょうか。

蛇の目お猪口の本当の使い方、周りにもぜひ広めてくださいね。

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