コレクション: 奉献酒(ほうけんしゅ)

奉献酒

難を酒枡(避けます)奉献酒シリーズ

2011年より「まさか!酒店」で販売を行っていた「奉献酒」シリーズです。
奉献酒(ほうけんしゅ)は主に地鎮祭、起工式などで神様にお供えするお酒を言います。 地鎮祭、起工式は、土木工事や建築をこれから行う土地の守護神を祭って土地の安定と工事の安全を祈願する祭りです。 ほとんどは大安など吉日を選び、その日の午前中に執り行われます。地鎮祭は「とこしずめのまつり」と呼ばれることもあります。

なお、地鎮祭は地域や宗教によってやり方が異なるようです。施工業者さんなどに確認を取ることをおすすめします。
当店では一般的である「神式」を中心とした記述をさせて頂いております。


「奉献酒は清酒2升」


奉献酒は清酒2升を奉げるのが一般的で、化粧箱入りにして包装紙で包み奉書や水引を付けます。1升(1本)または3升(3本)以上の場合もあるようですが、当店は基本的な日本酒2升タイプのみのご用意です。


表書きの書き方は、のし紙の上部に「奉献」と表書きして、その下部にご自分の名前、会社名等を書き込みます。

地鎮祭や起工式に参加される施主以外の方も、基本的には「奉献」と表書きを書いて、祭壇に置き神事・お祓いを受けます。(贈り物にはなりますが祭壇にお供えするのであれば「奉献」と表書きに書くケースがほとんどです)

印刷されたのし紙も間違いではありません。こちらは奉書や水引などを付けるよりも簡易的な様式になり、奉書と水引・熨斗(のし)を簡略化したものがいわゆる「のし紙」です。より高級感や本物をお求めでしたら奉書に墨字、水引をつけたタイプをおすすめします。(企業様は奉書・水引・熨斗タイプをご利用頂く機会が多いです)

当店の場合は、和紙(奉書紙)へ1枚1枚手書きで用意させて頂いております。 使用する奉書紙(ほうしょし・ほうしょがみ)とは、コウゾを原料とした白い和紙のことを言います。神社などに差し出す奉書に多く用いられたため、奉書紙という名称で呼ばれます。表書き、お名前など書いた奉書に、熨斗(のし)を付け、水引をお付けします。



地鎮祭が一通り終わると施工主のお酒を神職へお渡しして、親戚、来賓、施工業者からの物は施主側が頂くのが一般的です。これは個人の住宅の場合ですと、 これから家を建てる方(施工主・施主)がお供えした奉献酒は神主さん、宮司さんへお渡しし、親戚、大工さん、工務店、ハウスメーカーさんなどからの奉献酒は贈り物の意味がありますので、施工主(施主)が頂きます。

当店は通常の清酒2升を箱入りにした奉献酒のほかに、枡(ます)を入れたセットも用意させて頂いております。 本来神事でお供えした奉献酒は、神が宿る神聖な飲み物として考えられ、それを参加者に振舞う「直会(なおらい)」が行われていました。 その直会で枡を使用することがあるためです。 ただ、近年は地鎮祭後に運転をされる機会が多く、神事終了後その場で直会が行われないことが普通となってきました。


直会では神霊の力を分けてもらい、そのご加護を期待するので、神が宿る神聖な飲み物を参列者の皆さんで分け合います。 例えばご親戚の地鎮祭に枡入りのセットをお供えし、施工主さんにお渡しします。それを後日、枡を使ってお召し上がり頂く事ができるようになります。

また当店では日本酒と枡の語呂合わせで「難を酒枡(避けます)」という無事に工事が進む思いを込めて、この枡入りセットを用意させて頂いております。

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