気になる日本酒の管理は? しっかり管理で美味しく飲みましょう

気になる日本酒の管理は? しっかり管理で美味しく飲みましょう

日本酒を美味しく飲む管理のコツ

日本酒は常温管理できる商品がほとんどでありますが、ちょっとしたコツでさらに美味しく飲んで頂ける期間が延びるんです。

そもそもおに賞味期限ってあるの?

日本国内で販売される酒類(アルコール飲料)に賞味期限はあると言えばあるようで、記載が省略されているのが実情のようです。

酒類の管轄を行う国税庁のHPには以下の記載がございます。

Q6 お酒に賞味期限はないのですか。また、表示しなくてよいのですか。

A 酒類については、他の食品と同様に、その製造工程から最終製品として販売されるまで、食品衛生法の適用を受けることになります。
食品衛生法では、食品について、消費期限又は賞味期限をその容器又は包装に見やすく表示することとされていますが、酒類については、その期限の表示を省略することができることとなっています。
なお、保存方法に注意を要する酒類については、「清酒の製法品質表示基準」(平成元年11月国税庁告示)や公正競争規約において下表のように、賞味期限や保存上の注意事項等を表示することになっています。
また、業界の自主基準等により、賞味期限等を表示することとしているものもあります。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/qa/11/43.htm


また、酒類には製造年月を記載することを義務づけられていますので、必ず記載があります。

 

ロ 表示基準3の(2)「製造時期」について
(イ) 特定名称の清酒であって、容器に充てんし冷蔵等特別な貯蔵をした上で販売するものについては、その貯蔵を終了し販売する目的をもって製品化した日を製造時期として取り扱う。
(ロ) 製造時期の表示については、「製造年月」の文字の後に続けて製造時期を表示するものであるから留意する。
なお、容器の容量が 300以下である場合及び容器の形態からみて「製造年月」の文字を表示することが困難である場合には、「年月」の文字を省略しても差し支えない。

(注) 賞味期限を表示する場合には、その期限の設定、表示方法等については、食品衛生法の規定の適用を受けるものであるから留意する。
なお、賞味期限を表示した場合であっても、製造時期の表示は省略できないのであるから留意する。

https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/sake/8-09a.htm


生酒を理解しよう

日本酒には生酒と火入れ酒(熱殺菌済み)の2種類がございます。

この違いは明確で、熱殺菌しているか、していないかです。
生酒は熱殺菌を行っていないので「生」であり、そのほかの日本酒は熱殺菌の回数は異なりますが、「火入れ」と呼ばれるその作業を必ず行っています。

生酒は、フレッシュ感がありフルーティな特徴がありますが、酵母などがお酒の中で活きた状態なので、酒質の変化が早いのが特徴です。
そのため、美味しい味わいのピークをすぐに迎えてしまう可能性があり、味わいが劣化する速度も速いです。

火入れ酒は、貯蔵方法などにより熱殺菌の回数や方法が異なります。
酵母の働きやお酒の熟成の安全性を高める狙いがありますので、数ヶ月から1年はもちろん、古酒などの熟成酒での長期間の保存に適しております。
味わいの変化は比較的緩やかで、数ヶ月寝かせるだけで、味にまろやかさや深みが増す特徴があります。


ただし、日本酒は以下の3つのポイントを押さえないと、すぐに劣化してしまう可能性が高いので注意が必要なのです!


美味しく飲むために管理するコツ その1「温度管理」

美味しく飲むために管理するコツ その1「温度管理」

日本酒は温度の影響を受けやすい醸造酒に属するアルコール飲料です。

生酒の場合は、氷温から10度以下で保管した方が良いと言われています。
さらにその温度で管理しても、緩やかに変化していくのが生酒ですので、製造年月日から半年くらいを目処にお召し上がり頂くのが、美味しく飲むコツです。
(ただ、1年くらい冷蔵でうまく保管すれば、トロリとしたような口当たりが楽しめる熟成タイプの生酒も楽しめます)


生酒に比べ、温度管理がシビアではないのが火入れ酒です。
常温管理は可能ですが、味わいの変化の速度を遅らせるため、冷蔵で管理した方が良いと思います。
特に夏場は、常温のお部屋でも30度以上の気温になる場合があるので、20度以下、出来れば15度以下で保管した方がよりベターです。

目安としては20度以下なら半年くらい、15度以下なら半年から1年くらいは十分美味しく頂けますが、次のコツである「その2」も大事な条件となります。

 


美味しく飲むために管理するコツ その2「直射日光など光を避ける」

美味しく飲むために管理するコツ その2「直射日光など光を避ける」

日本酒は茶色や緑色などの瓶に入っておりますが、これは光の影響を避けるためです。
しかし、茶や緑といった着色瓶に入れただけでは完全とは言えません。

絶対に避けた方が良いのが直射日光です。
特に夏場の直射日光は温度への影響を与えることはもちろんですが、数時間で「日光臭」と呼ばれる特有の香りが付いてしまう可能性があります。

また紫外線を発する蛍光灯などの光の下でも、長期間おいたままにすると着色などの恐れがありますので、
完全を期すならば暗い場所、しかも低温である「冷暗所」と呼ばれる場所が適しております。

酒屋さんなどで、瓶に直接光を当てなかったり、照明を紫外線の少ないタイプやLED灯にしたりしているお店があるのは、
光による劣化を出来るだけ防ぐためです。

 

美味しく飲むために管理するコツ その3「封を切ったら出来るだけ早く飲む」

美味しく飲むために管理するコツ その3「封を切ったら出来るだけ早く飲む」

日本酒をはじめとする醸造酒は、空気に触れると、隠れている香りが顔を出します。
ワインなどでもソムリエがグラスをくるくる回してから香りを楽しむシーンを見たことがあると思いますが、あれも空気に触れさせて香りを出すためのプロセスで、格好付けているわけではありません(笑)

空気に触れることは良いのですが、空気に触れると劣化の速度も速まります。
そのため、日本酒の封を切ったら出来るだけ早めに飲むのがオススメです。

ただし、封を切っても冷蔵庫に入れれば1週間くらいは美味しく飲めますし、空気に触れた後の味の変化もあり、風味の違いをぜひ楽しんで頂きたいです。

10日以上経ってくると徐々に味わいに変化が出てきますので(飲めなくなる訳ではありません)
料理酒として、食材の雑味を無くしたり、風味を持たせたりと、役割を変えてあげるのも良いと思います。


あと、空気に触れさせる部分を少なくすれば良いので、たとえば1.8L(一升瓶)から、きれいに洗った小瓶に移して、冷蔵庫に入れるという方法を取るだけでも十分効果があります。

 

まとめ】 古酒や熟成酒にして楽しむ以外は、1年以内に飲むのがベター

何十年も日本酒を寝かせた古酒も存在しますが、熟成させることを前提で醸造したり、しっかりと管理した上で美味しく飲めるお酒です。

熟成を行う目的で無ければ、上記の3つのポイントを押さえ、1年以内にお召し上がり頂くのが良いと思います。

日本の国酒とも言われる日本酒ですが、管理においては皆さん意外と適当にされるケースがあるので、ぜひしっかりと管理して日本酒を美味しく飲んで下さいね!

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