【日本酒は秋からが、一番美味しい】
■■ひやおろし・秋あがりなど秋の日本酒について■■
現代のように冷蔵設備が整っていなかった時代、冬に搾ったお酒を春から夏にかけて土蔵造りのひんやりとした蔵の中にある樽で日本酒を貯蔵していました。
その貯蔵した日本酒を、風が冷たくなってきた秋口に出荷するお酒を「ひやおろし」(”冷えて”きた頃に”卸す”が語源と言われています)と言い、半年以上寝かせ、ちょうどよく熟成され味がのったお酒であることから「1年の中で一番美味しい時期の日本酒」として昔から重宝されてきました。
現代では秋の限定酒として「ひやおろし」「秋あがり」という季節感を出す言葉で使われていますが、実際に搾られてから半年ほどの貯蔵を経て出荷されたお酒がほとんどで、秋に旬を迎える食材と合うような適度な熟成感のある日本酒であることは間違いありません。
そんなの理由からも、秋からが日本酒は一番美味しい季節であり、気温が下がり冬にかけて日本酒が恋しくなる季節とも合致しますので、ぜひ秋限定酒をお楽しみ頂ければと思います。
【日本酒は秋からが、一番美味しい】 暑い夏が終わり、朝晩に涼しさを感じる頃から秋が始まります。人恋しくも感じる秋、実は日本酒もピッタリの季節です。そして、秋から旬を迎えるサンマやキノコ類、旬の野菜など、食も魅力的な季節ですね。冷酒、常温、少し肌寒い日はぬる燗と、気温や好みに合わせて秋の日本酒をぜひお楽しみください。