搾ったばかりのお酒を瓶詰め!八恵久比岐 直汲みプロジェクト2024

搾ったばかりのお酒を瓶詰め!八恵久比岐 直汲みプロジェクト2024

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今年も蔵元まで行ってきました「八恵久比岐 直汲みプロジェクト」

 

2024年1月12日(金)新潟県上越市柿崎区にある頚城酒造さんにお邪魔し、搾ったばかりの日本酒を手作業で瓶詰めする「直汲み」を行ってきました。

八恵久比岐 特約店が集まり直汲み作業を行いました

と当日は八恵久比岐の特約店約10名が集まり、1日蔵人としてこの作業を行いました。

時折冷たい雨風が壁を打ち付けるような寒い1日でしたが、この作業を行うには品質保持の面から考えるとベストの日です。

頚城酒造・吉崎司杜氏

こちらは頚城酒造・吉崎司杜氏です。

酒造りでは大事な寒造りの時期ですので、昨夜は蔵に泊まり、作業をしていたそうです。やはりちょっとお疲れの様子、彼が命を削りうまい酒を造っていると思うと作業を真剣に取り組まなければと思いました。

蔵人兼酒米栽培農家 岸田健氏

こちらは蔵人兼農家の岸田健氏。

今日搾るお酒の原料米(酒米)越淡麗の栽培者であり、冬は蔵に入り蔵人として働くお一人です。

自分の作った酒米で、酒を造る。

大変なことも多いと思いますが、ロマンがやはりありますよね!

 

本日搾るタンク 仕込み13号タンク

八恵久比岐 風-KAZE-の醪(もろみ)

こちらがこの日搾るお酒です。

櫂(かい)と呼ばれる混ぜる棒を動かすと、下から発酵中の証拠でもある炭酸ガスがボコボコと湧き出てきます

良く考えると、このお酒を仕込んだのは年末頃で、元日の地震を乗り越えて今日の上槽日(お酒を搾る日)を迎えたと思うと無事で良かったと思うし、何だか感慨深いです。

ヤブタと言われる自動圧搾機でお酒を搾る

9時半すぎよりお酒が搾る作業がいよいよスタートです。

まずは先ほどのタンクにあった醪(もろみ)を、ヤブタと言われる自動圧搾機でお酒を搾ります。

それを容器で受けて、ここからが我々の今日のメイン作業です。

八恵久比岐のお酒を手作業で瓶詰め

私が手作業で瓶詰めしている証拠写真です!

搾ったばかりのお酒を勺ですくい、手作業で瓶詰めするというシンプルな作業ですが、本数があるので結構大変でした。

 

今日直汲みしたお酒は、ろ過や調整を行っていない無濾過生原酒す。


無濾過のお酒は香味が豊かなこともあり最近人気がありますが、搾ったままのいわゆる”すっぴん”のお酒でもありますので、蔵元の酒造りの技量や品質が分かってしまうという部分もあります



そして生酒なので、一般の火入れ酒に比べて味わいの変化が早いのも特徴です。

つまりは、今だけしか味わえない、寒造り真っ只中の旬のお酒ということですね。


この直汲みの瓶詰めは、とにかく手間と時間がかかるのですが、私が苦労した分、皆様にはきっと美味しい味わいを楽しんで頂けると思います。

車の運転があったので、その場で味を確かめることは出来ませんでしたが、作業中はとにかく華やかな香りが漂い、香りだけで美味しいと実感できるお酒です。

念のため試飲をした蔵人のコメントを聞くとできあがりは上々のようです!

 

この作業はお昼過ぎまで続いたようです。

午前中は瓶詰め作業で、午後は場所を変えてラベル貼りの作業の流れですが、今年は都合があり午前中で帰ってきました。

ラベル貼りは、仲間の酒屋さんと蔵人の皆さんにお願いしてきました。

 

ラベル貼りまでやるとさらに想いが入るので本当はやりたかったので残念です。

 

 

今日作業したお酒は数量限定で、1月17日より発送を開始します。

多くの方からお召し上がり頂きたいのですが、手作業なので数量はごくわずかです。

良かったらご注文をお待ちしております。

 

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