【活動報告】リゾート列車「雪月花」特別便にて。SAKE DIPLOMAとして金沢へ

【活動報告】リゾート列車「雪月花」特別便にて。SAKE DIPLOMAとして金沢へ

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先日、2025年12月6日(土)のこと。 あっという間、けれど濃密な2時間半の旅をしてまいりました。

今回は、「旧北陸本線並行在来線3社開業10周年記念・能登半島地震復興支援」という非常に意義深い特別企画。

えちごトキめきリゾート列車「雪月花」に乗車し、上越妙高駅から金沢駅へ向かう特別ルートにて、「SAKE DIPLOMA(サケディプロマ)」としておもてなしのお手伝いをさせていただきました。

本日はその貴重な体験をレポートします。

 

雪のあとの快晴、そしてサプライズな見送り

前日までの雪が降る荒天が嘘のように、当日は朝から気持ちよく晴れ渡りました。 ただ、ホームを抜ける風は冷たく、冬の到来を肌で感じながら上越妙高駅で待機。午前9時、いよいよ出発です。

出発前に、えちごトキめき鉄道の平井社長より皆様にご挨拶。

その後お客様が乗車されます。

 

まずは直江津駅へ向かう道中、予期せぬ嬉しいサプライズがありました。 上越妙高駅のホームに、なんと岸田米の生産者であり、頚城酒造の蔵人でもある岸田健さんのお姿が! (どうやら東京出張のタイミングと重なったようですが、偶然とは思えないタイミングです)

車外から手を振って私を撮影してくださり、旅の始まりに大きなエールをいただきました。岸田さん、ありがとうございます!

 

日本海と美食、そしてSAKE DIPLOMAの仕事

直江津駅に到着すると、列車は進行方向を変え、一路金沢を目指します。 ここで、今回のお料理を担当された「YAGAIYA」の料理人・信田紘基さんから大切なお料理を積み込みます。

残念ながら信田さんは乗車されず……ここからは私一人でお客様をおもてなししなければなりません。「一人で大丈夫か?」と一瞬不安がよぎりましたが、覚悟を決めて車内へ戻りました。

トンネルの中にホームがある秘境駅・筒石駅を抜けると、車窓には見事な冬の日本海が広がります。 穏やかな青空と海をバックに、いよいよ私の仕事のスタートです。

 

 

今回の運行は、石川・富山・新潟の鉄道会社(第三セクター)による共同企画。 この日のために用意されたお酒も、3県の素晴らしいラインナップが揃いました。

この日ご提供した日本酒はこちらです。

■ 富山県:曙(あけぼの)純米酒 (富山県氷見市・高澤酒造場) 魚の街・氷見で愛される、食中酒として抜群のお酒です。 ▷ 高澤酒造場 公式サイトはこちら

■ 石川県:竹葉(ちくは)百万石乃白 大吟醸 (石川県鳳珠郡能登町・数馬酒造) 能登の復興への願いも込められた一杯。石川県オリジナルの酒米「百万石乃白」を使った透明感のある味わいです。 ▷ 数馬酒造 公式オンラインショップはこちら

■ 新潟県:スノーブルー雪蒼 大吟醸 (新潟県上越市柿崎区・頚城酒造) そして新潟からは、当店オリジナルのこちらをご用意しました。 ▷ スノーブルー雪蒼(当店販売ページ)はこちら

ウェルカムドリンクのスパークリングワインで乾杯していただいた後は、お客様のお席へ伺い、オーダーに合わせてこれらのお酒をご提供しました。

私の役割は、単にお酒を提供することではありません。 「このお酒はどういう特徴があるのか」「今召し上がっているお料理とどう合わせるとより美味しいか」 そうしたお客様の「体験」を深めるご説明をさせていただきました。

今年ソムリエを目指して勉強していた経験も総動員し、SAKE DIPLOMAの範疇を超えて、飲料全般の知識でお客様に喜んでいただけたことは、私自身にとっても自信になりました。

 

揺れる車内での挑戦と、絶景のロケーション

優雅に見える車内サービスですが、裏側はなかなかハードです(笑)。

揺れる車内でバランスを取りながら、通路を塞がないように立ち振る舞い、かつ他のお客様の迷惑にならないよう、声のトーンを調整して説明をする……。 電車内での接客ならではの難しさを痛感しました。

実は、信田さんと事前にお料理とお酒のペアリングについての詳しいお話(裏話など)を準備していたのですが、タイミングが合わず車内アナウンスで披露できなかったことだけが唯一の心残りです。

それでも、景色は最高でした。 新潟の県境を越え富山県に入る頃には、海とは反対側に北アルプス立山連峰がくっきりと。

そして富山湾越しには能登半島も見渡せる、これ以上ないロケーション。この景色もまた、最高のおつまみだったに違いありません。

 

旅の終わり、そして日常へ

約2時間半の運行を終え、11時半に富山駅へ到着。

ここで「あいの風とやま鉄道」の皆様へバトンタッチし、私のお仕事も無事完了です。 お料理の提供終了まで、しっかりと務め上げることができました。

帰路は、来たルートを北陸新幹線で戻ります。 ローカル線で景色を愛でながらの2時間半に対し、新幹線ならわずか40分。 このスピードのギャップを感じるのもまた、旅の面白さですね。

店に戻ると、そこは年末の繁忙期。 「ホッと一息」つく間もなく、お店の忙しさやトラブル対応に追われ、一気に現実へ引き戻されました(苦笑)。


酒屋という枠を超えて

今回の乗務は、私にとって本当に貴重な体験となりました。

この素晴らしいご縁を繋いでくださり、特別便のお料理を提供されたYAGAIYAの信田さんには、心より感謝申し上げます。

普段の仕事である「酒の小売」という枠を越えて、お客様にどう喜んでいただけるか? その答えの一つを、少しだけ体現できた一日だったかもしれません。

今回の経験を活かし、店頭でも皆様により楽しいお酒の提案ができるよう努めてまいります。 美味しいお酒を揃えて、皆様のご来店をお待ちしております!

 

提供させて頂いた「スノーブルー雪蒼 大吟醸」

当店オリジナルのブレンド日本酒がスノーブルー雪蒼 大吟醸です。

店主の宮崎文徳が蔵元と協力し、皆様に美味しいと感じて頂けるよう複数の日本酒のブレンドを行い、新たなる味わいを作り上げました。

スノーブルー雪蒼 大吟醸を見る

 

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